全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める 「2019年本屋大賞」 (本屋大賞実行委員会主催)発表会が9日、都内で行われ、<瀬尾まいこ>氏の『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)が大賞に選ばれています。
同作は、17年間で7回も親が代わるという環境で、たくさんの「親」たちにリレーされて育った主人公の高校生「森宮優子」の物語。幼少期に実の母を亡くした「優子」は、父親が3人、母親が2人おり、その家のルールに順応するのに混乱したり、4回も苗字が変わり苦悩に見えるが、血の繋がらない「親」たちの愛を一身に受けて「親」たちのことも愛し、幸せな少女の姿が描かれています。
<瀬尾>氏は1974年、大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒業後、2001年に『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞し、翌年単行本『卵の緒』で作家デビュー。代表作に『幸福な食卓』(2005年吉川英治文学新人賞)、『戸村飯店 青春100連発』(2008年坪田譲治文学賞)などの受賞歴があります。
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Posted at 2019-04-09 17:56
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Posted at 2019-04-09 18:19
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