競売に掛けられるポルシェ「タイプ64」(画像:サザビーズ)
競売大手サザビーズは8月13日、ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェの名前が車体に記された最も古いモデル「タイプ64」を、競売に掛けると発表していました。競売は8月17日に米西部カリフォルニア州モントレーで行われ、最高1700万ドル(約18億円)の申し出がありましたが、希望額の最低金額に届かず、落札はされていません。
「タイプ64」は、フ<ェルディナント>と<フェリー>のポルシェ親子が創り出し、初めてポルシェを名乗った最古のモデルです。1939~40年に3台だけ製造された「タイプ64」。現存するのは1台だけといい、落札価格は2千万ドル(約22億円)を超えると予想されていました。
主要部分は製造当時のままですが、状態は良好で走行も可能だといいます。
「タイプ64」は、ナチス政権下で1939年に計画されたベルリン・ローマ間の自動車レースで、ドイツの自動車産業の水準を誇示するため、当時は国営企業だったフォルクスワーゲン(VW)の車体をベースに製造された。第2次大戦が始まり、レースは中止されました。
ボディーはアルミ製で、航空機製造の技術も活用。空気抵抗を減らす流線形のデザインで、「911」など後のポルシェの人気モデルにつながったと位置付けられています。
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Posted at 2019-08-19 15:58
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Posted at 2019-08-19 16:15
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