サッポロビールは8日、ビールや発泡酒、第三のビールの賞味期限を9カ月から1年間に3カ月延長すると発表しています。1年への賞味期限延長はビール大手では初めてのことです。2020年3月1日以降に製造するビールの缶や瓶から順次切り替えられます。
製造時期の表示方法も「年月旬」まで表記していたが、「年月」の表記に切り替えます。食品ロスの削減や物流での作業効率の改善につなげるとのこと。
賞味期限を3カ月延ばすのは、これまで製造工程でビールの劣化原因となる酸化を防ぐ取り組みや原材料を見直す取り組みを進めてきたことで、味や品質を一定程度保てると判断しました。
製造表示が簡素になり、工場から卸を通じて小売店の店頭に商品が並ぶまでの出荷の管理がしやすくなります。消費者は賞味期限の延長で期限切れによる廃棄リスクを減らせる。
アサヒビール、キリンビール、サントリービールの国内3社も、賞味期限の延長や製造表示の変更も検討している模様。
サッポロは、ノンアルコールのビール飲料の賞味期限は1年間のまま保持し、製造表示は年月表記に変更します。
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