「UCCミルクコーヒー」配色デザインが「色彩のみからなる商標」として登録
Dec
18
登録内容は、同商品のデザインに使われる「茶色、白、赤」を上から25%、30%、45%の比率で配した色彩の組み合わせについて、特許庁から「UCCミルクコーヒーを想起させる高い識別性を有するとされた」(UCC)。登録は食品業界として初めてで、国内では8件目といいます。
色彩のみからなる商標は、特許庁が企業の多様なブランド戦略を支援するために平成27年から出願を受け付け、これまでトンボ鉛筆の消しゴム「MONO」に使われた青、白、黒の組み合わせやセブンイレブンの店舗看板に配された白とオレンジ、緑、赤の色彩も登録されています。
UCCミルクコーヒーは世界初の缶コーヒーとして発売され、翌年開催の大阪万博を機にヒット商品となりました。「三色缶」の愛称で幅広い世代から親しまれ、3色のうち茶色は焙(ばい)煎(せん)したコーヒー豆、白はコーヒーの花、赤は熟したコーヒーの実を表現しています。
発売から50年目 となる今年、10代目となるリニューアル商品を発売したほか、「缶コーヒーの最長寿ブランド」として ギネス世界記録 を更新しています。