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- 今年の読書(12)『尼崎ストロベリー』成海隼人(幻冬舎)
『尼崎ストロベリー』は、落語作家・構成作家の<成海隼人>さんが、自身の体験と母親をモデルに書き上げた小説です。阪神尼崎駅や尼崎センタープール前駅エリアが舞台となっています。
表紙のイラストは阪神尼崎駅の西側にあります、日本一早い<阪神タイガース>のマジック点灯式で有名な「尼崎中央商店街」の東側のアーケードの入口のイラストで、おもわず手に取ってしまいました。
主人公は、周囲から「博士」と呼ばれるほどのお笑いマニアな母親から、たっぷりの愛情と笑いの英才教育を受けて育った高校生「駿一」です。親子2人で貧しいながらも幸せな生活を送っていますが、ある日母親がスキルス胃がんを患い、余命宣告を受けてしまいます。
がんに打ち勝つ手だてを探る中、元々人間の体内にあり、がん細胞を攻撃する「ナチュラルキラー(NK)細胞」の存在を知った「駿一」は、笑うことで活性化するといわれるNK細胞に望みをかけ「僕は、僕の笑いでオカンを救う」ことを誓い、友人と共に漫才コンテストに挑みます。
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