環境保護活動で知られる作家の<C・W・ニコル(クライヴ・ウィリアム・ニコル)>(1940年7月14日~2020年4月3日)さんが、直腸がんのため長野市の病院で逝去されています。79歳でした。
英国ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、カナダ水産調査局北極生物研究所の技官として海洋ほ乳類の調査研究に携わり、1962年に空手の修行で初来日、エチオピアでの生活などの後、1969年に再来日し、1975年の沖縄国際海洋博覧会でカナダ館の副館長を務めた後、1980年から長野県信濃町の黒姫に拠点を置き、荒れ果てた里山を購入し、「アファンの森」と名付けて間伐や除草などによる森の再生活動を始めました。
テレビ出演や全国での講演会などで森づくりの必要性を伝え続けました。1995年に日本国籍を取得、2002年に設立した「C・W・ニコル・アファンの森財団」の理事長に就いています。主な著書に、和歌山・太地の鯨捕りを描いた『勇魚』( 1987年・文藝春秋刊)やファンタジー小説『風を見た少年』(1984年・クロスロード刊)・『マザーツリー 母なる樹の物語』( 2007年・静山社刊)などがあります。
2005年に、英国のエリザベス女王から名誉大英勲章を受けています。新型コロナウイルスの感染拡大で延期となった東京五輪聖火リレーで、今月2日に長野市内を走る聖火ランナーに選ばれていました。
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Posted at 2020-04-04 12:36
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Posted at 2020-04-04 14:55
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