新型コロナウイルスの感染者が世界で300万人を超える中、世界保健機関(WHO)の<テドロス>事務局長が4月29日の会見で、世界的な感染拡大について「我々は早くから最高レベルの警告を鳴らしてきた」「世界はWHOに耳を貸すべきだった」という、何を今頃という呆れた発言をしています。
<テドロス>事務局長は、『われわれは全世界に公衆衛生対策を実施するよう勧告し、感染者の発見、検査、隔離、接触者の追跡を呼び掛けた』といい、『これに従った国の状況は他の国より良い。拒否するか受け入れるかはその国次第だ。各国にそれぞれ責任がある』と言明。台湾の忠告に耳を貸さなかった人がよく言うものだと世界中からバッシングを受けているようですが、そりゃあそうでしょう。
<テドロス>事務局長は、1月10日に『人から人への感染はない』と発言しており、同22日には『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態』に該当するか結論が出ず緊急事態宣言を見送っています。さらに1月31日には『渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもない』と語り、2月24日になっても『パンデミックには至っていない』と発言しています。そんな当初の新型コロナに対する予測の甘さに、署名サイトでは、辞任を要求する電子署名が100万人を突破しているとか。
また、<テドロス>氏は中国の武漢が封鎖された時点においても、『(ウイルスを制御する)中国の能力に自信を持っている』と述べるなど、こうした中国寄りともとれる姿勢に、アメリカの<トランプ>大統領もWHOへの資金拠出の停止を表明。WHOは窮地に立たされていますが、そこへきての今回の保身とも取れる発言は、組織だけでなく、自分の首を絞めるものではないでしょうか。
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Posted at 2020-04-30 13:48
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Posted at 2020-04-30 13:53
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