崩壊した「アトラス彗星」(画像:米航空宇宙局)
昨年12月28日に発見された「アトラス彗星」(C/2019 Y4 (ATLAS))が崩壊した様子がハッブル宇宙望遠鏡で観測され、画像が公開されています。
5月末の太陽最接近を控え、一時は肉眼で見えるほど明るくなると予想されましたが、4月半ばに崩壊が確認されています。
4月20日の画像では約30個、23日の画像では25個の破片が見えています。太陽に接近するにつれて温度が上がり、彗星の核の氷が部分的に水蒸気となって噴出。自転が速くなって崩壊した可能性が考えられるといいます。
この彗星は米ハワイ大が米航空宇宙局(NASA)の補助を受けて運用する「小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS=アトラス)」の望遠鏡で発見されていました。
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