好きな著者の小説は、単行本での新刊が多いのですが、もっぱら2~3年我慢して、文庫本での発行を待っています。
今回、兵庫県神戸市出身の作家<福田和代>さんの『暗号通貨クライシス BUG広域警察極秘捜査班』(2020年4月1日発行)を読み終わりましたが、いつもの「新潮文庫」と仕様が異なるのが気になりました。
まずは、「スピン」(紐のしおり)が無くなっています。1933年から終戦直後の物資不測の時代を除き現在まで付いており、この「スピン」があるだけで、「新潮文庫」だとすぐにわかりました。岩波文庫は、1970年に廃止しています。
そして、「新潮文庫」の天(上部)は「天モンカット」として不揃いが特徴的でしたが、きれいに裁断されています。
どちらも「コスト削減」対策だとおもいますが、長年読みなれた体裁だけに、寂しさを感じるのは、私だけでしょうか。
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