『ウルフズ・コール』予告編公開@<アントナン・ボードリー>監督
Aug
27
セザール賞で音響賞を受賞し、日本ではフランス映画祭2019で上映された『ウルフズ・コール』です。《黄金の耳》と呼ばれる人並み外れた聴覚を持つ、フランス海軍原子力潜水艦の分析官「シャンテレッド」が、正体不明のソナー音《狼の歌》を放つ艦艇に出会うことから物語が展開します。「シャンテレッド」が秘密裏にその解析にのめり込んでいたとき、《狼の歌》を放つ艦艇がフランスに向けミサイルを発射したという情報が飛び込んできます。
元外交官の<アントナン・ボードリー>が長編初監督を務め、 『おかえり、ブルゴーニュへ』 (2017年・監督: セドリック・クラピッシュ)の<フランソワ・シヴィル>が「シャンテレッド」を演じています。<オマール・シー>、<マチュー・カソヴィッツ>、<レダ・カテブ>が共演しています。
公開された予告編では、フランス軍の潜水艦チタン号に乗り、わずかな音を探知する分析官として活躍する「シャンテレッド」の姿が切り取られています。しかし得体の知れない《狼の歌》が鳴り響き、ベーリング海からミサイルが発射されたことを知り動揺する人々や、海中を漂う艦影といった不穏な映像が続いていきます。海中の中での敵対する潜水艦同士の駆け引きは、息をもつかせぬ迫力で迫ってきます。