アイヌの血を引く少年の成長を通して現代に生きるアイヌ民族のリアルな姿をみずみずしく描き、 第19回トライベッカ映画祭の国際コンペティション部門で審査員特別賞を受賞 した 『アイヌモシリ』 が、2020年10月17日より全国で公開されます。
北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで母と暮らす14歳の少年「カント」は、1年前に父を亡くして以来、アイヌ文化と距離を置くようになっていました。友人と組んだバンドの練習に熱中する日々を送る「カント」は、中学卒業後は高校進学のため故郷を離れることを決めていました。
そんな中、「カント」の父の友人だったアイヌコタンの中心的人物「デボ」は、「カント」をキャンプへ連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとします。
自らもアイヌの血を引く<下倉幹人>が演技初挑戦にして主演を務め、アイデンティティに揺れる主人公「カント」を演じました。監督は、前作 『リベリアの白い血』 (2015年)が国内外で高く評価された<福永壮志>(38)が務めています。
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