『ファンファーレが鳴り響く』@<森田和樹>監督
Oct
12
吃音症が原因で同級生からイジメられ、鬱屈とした日々を過ごす高校生の「明彦」。家族に悩みを打ち明けることもできず、脳内で空想の神を殺すことでなんとか自身を保っていました。
そんなある日、明彦は同級生の「光莉」が野良猫を殺す場面に遭遇。他者の血を見たいという欲求を抱える彼女との出会いを通し、「明彦」の中で何かが変わる。自分がイジメられていることをホームルームで訴える「明彦」でしたが、そのせいでイジメは激しさを増してしまいます。
イジメの現場に居合わせた「光莉」は、持っていたナイフで加害者の同級生を殺してしまいます。その現実から逃げるように、東へと向かう「明彦」と「光莉」だした。
『おいしい家族』 (2019年・監督: ふくだももこ)の<笠松将>(27)が「明彦」、『Dressing Up』(2012年・監督: 安川有果)の<祷キララ>(20)が「光莉」を演じています。初長編『されど青春の端くれ』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019グランプリ&シネガーアワード(批評家賞)を受賞した<森田和樹>の商業デビュー監督作品です。