探査機「はやぶさ2」の新たな目的地となる小惑星「1998KY26」(画像:国立天文台提供)
国立天文台は18日、探査機「はやぶさ2」が延長ミッションで2031年7月の到着を目指す小惑星「1998KY26」を、すばる望遠鏡(米ハワイ島)で撮影した写真を公開しています。
「はやぶさ2」は5日、小惑星「りゅうぐう」で採取した砂の入ったカプセルを地球に投下した後、この小惑星に向けて飛行を継続しています。
小惑星「1998KY26」は直径約30メートルで、同900メートルの「リュウグウ」よりはるかに小さく、地球からの観測は難しい小惑星です。現在、地球から約7000万キロまで近づいているため、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国立天文台にすばる望遠鏡での観測を依頼しました。
同天文台によると、撮影は10日午後9時すぎ(日本時間)で、ふたご座の方角に光の点(水色線の交点の辺りにある明るい部分)としてとらえられています。
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