厚生労働省は27日、新型コロナウイルスに感染した東京都の50歳代女性1人から、英国で流行している「変異株」が検出されたと発表しています。女性は英国からの帰国者で、羽田空港に到着した際の空港検疫の検査では陰性でした。
国内ではこれまで、英国から入国し、空港の検査で陽性と判明した男女5人と、英国から帰国した男性パイロットとその家族女性の計7人から「変異株」のウイルスが見つかっていますが、8例目になります。
厚労省によりますと、女性は13日に帰国し、公共交通機関を利用せずに宿泊施設に移動。2週間の待機期間中の19日に発熱やのどの痛みを訴えて医療機関を受診し、検査で陽性と判明しました。22日から都内の医療機関に入院していますが、濃厚接触者はいないといいます。
国立感染症研究所が女性の検体を調べた結果、27日に「変異株」と判明しています。
「変異株」の流行を受け、政府は英国からの帰国者らに対する検疫を強化。空港到着時の検査で陰性であっても指定の宿泊施設で待機させ、3日後に再検査する方式を導入していました。帰国時の検疫では陰性でしたが、その後陽性が分かったといいます。検疫をすり抜けて「変異株」感染が確認されたケースは初めてとなります。
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