<グーグルロゴ>(216)「2020年大晦日」
Dec
30
「晦日」は旧暦の月の動きと大きく関係しており、「晦」は月の満ち欠けが変化する様子を表わす言葉の1つで、月が隠れることを意味しています。また、「晦日」は別名「つごもり」とも呼ばれ、同じく〈月が隠れる〉という意味の「月隠り(つきごもり)」が転じた読み方です。
旧暦は月の満ち欠けで暦が決まっていました。新月を1日とし、月が隠れる「晦」の頃がおおよそ30日であったことから、30日を「晦日」と呼ぶようになりましたが、新暦になりますと、ひと月が30日(または29日)で終わらず、31日まである月も出てきました。こうして「晦日」は、月の最終日となることが多かった〈30日〉という意味から、〈月の最終日〉という意味に変化しました。
結果、実際の日付が30日でなくとも毎月の末日を「晦日」と呼び、「晦日」の中でも1年を締めくくる12月には大をつけて「大晦日」と呼んでいます。
ちなみに「大晦日」の前日の12月30日は「小晦日(こつごもり)」」と呼ばれています。