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神戸:ファルコンの散歩メモ

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<ゴッホ>の「ひまわり」@「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」

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<ゴッホ>の「ひまわり」@「ロ...
オランダ出身の画家<フィンセント・ファン・ゴッホ>(1853年3月30日~1890年7月29日)は、花瓶に挿された「ひまわり」の油絵を生涯に7点残したとされています。現存する6点のうち、画家<ポール・ゴーギャン>が絶賛した特別な1点が、国立国際美術館(大阪市)で31日まで開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」で日本初公開として展示されています。

<ファン・ゴッホ>は、初期は暗い色調の農民画などを手掛けていましたが、1886年にパリへ出たのを機に、印象派や浮世絵の影響で、明るい色彩に目覚めます。

「ひまわり」は、いずれも、陽光あふれる南仏アルルへ移住後の1988年8月~1989年1月の制作になります。彼は、<ゴーギャン>とともに暮らす共同アトリエ「黄色い家」の装飾画として「ひまわり」の連作を構想し、8月に4点を完成させました。

今回展示されているのは4作目で、3作目とともに実際、ゴーギャンの寝室に飾られていました。7点のうち、この2点にだけ署名があり、自信作だったことがうかがえます。

本作は黄色の壁の前に、黄色の花瓶に生けた黄色の花を活写。さまざまな「黄」がハーモーニーを奏で、がくや茎の緑との対比が美しい。うねるような筆跡が生々しく、画面全体から強いエネルギーが感じられます。<ゴーギャン>は書簡で、この絵を「フィンセントの作風を本質的に表した完璧な1枚」と褒めたたえています。
#ブログ #絵画 #芸術

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