『写真の女』@<串田壮史>監督
Jan
25
父が残した小さな写真館で写真のレタッチを行う孤独な男「械」(永井秀樹)は、事故で胸元に大きな傷を負った「今日子」(大滝樹)と出会います。女性恐怖症の「械」はなれなれしい「今日子」に戸惑いますが、彼女に頼まれ、画像処理で傷のない美しい姿を生み出します。
その姿に魅了される「今日子」でしたが、SNS上では美しいだけでは注目されず、傷ついた姿をさらすことで多くの人が興味を抱いてくれました。
理想の自分と現実の自分の狭間で精神的混乱に陥った「今日子」は、自らの存在意義を見失ってしまいます。そして、自分だけが「今日子」を救えると感じた「械」は、彼女の全てを写真に収め続けることを決意します。
その他、「西条」役に<猪股敏明>、「ひさ子」役に<鯉沼トキ>が扮しています。
CMや短編作品を手がけてきた<串田壮史>(39)の長編映画監督デビュー作品です。