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- 米ボーイング社1・23兆円赤字@2020年通期決算
米航空機大手ボーイングが27日発表した2020年通期決算は、純損失が118億7300万ドル(約1兆2300億円)となり、2年連続で赤字を計上しています。
墜落事故や、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空機需要の低迷が業績を圧迫しました。赤字幅は前年(6億3600万ドル)から大きく拡大し、米メディアによりますと過去最大となっています。
売上高は前年比24%減の581億5800万ドル。2020年の商用機の納入は前年比59%減の157機で、欧州大手エアバス(566機)が2年連続で世界首位に立ちました。
2018年に発生したライオン・エア610便墜落事故と2019年に発生したエチオピア航空302便墜落事故で、「737MAX」に搭載された操縦特性補助システムが事故を誘発したとされています。これに伴い、2019年3月より「737MAX」シリーズは全世界で飛行停止処分になっており、墜落事故を起こした新型旅客機「737MAX」を含む737シリーズの納入は、43機(前年127機)にとどまっています。
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