超小型人工衛星「ひろがり」を載せ、打ち上げられるロケット:米ワロップス飛行施設(画像:NASA提供)
北海道の室蘭工業大と大阪府立大の学生らが共同で開発した人工衛星が21日午前2時36分(日本時間)、米国で民間ロケットに載せて打ち上げられました。
衛星の名前は「ひろがり」で縦横10センチ、高さ20センチ、重さは約2・4キロ。新型コロナウイルスの感染拡大による大学閉鎖などを乗り越えて、2020年10月に完成しました。
宇宙空間では、「ミウラ折り」という方法で折りたたまれた厚さ2ミリの板(12センチ四方)を広げる実証実験や、地球上との高効率の無線通信などのミッションを担い、宇宙での太陽光発電の実現性などを調べます。
22日夕には国際宇宙ステーション(ISS)に結合し、滞在する<野口聡一>飛行士が衛星を回収する予定。春ごろに(ISS)の日本実験棟「きぼう」から衛星を宇宙空間に放出する予定です。
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