世界一背の高い花「アモルフォファルス・ギガス」@広島市植物公園
Mar
25
「アモルフォファルス・ギガス」は、インドネシア・スマトラ島にのみ自生するコンニャクの仲間です。「ミズバショウ」などにみられる花びらのような仏炎苞)が、雄花と雌花の集合体を包み込みます。深夜に開花し、臭いで虫をおびき寄せるため、強烈な腐敗臭を放つことでも知られています。
広島市植物公園は2017年、国内の業者から苗を購入し、栽培を続けてきました。24日現在で2・75メートルまで育っていますが、成長が進むにつれ、赤茶色のはずの仏炎苞の先端部分が、クリーム色であることに気づき、別種の可能性が出てきています。
広島市植物公園は、開花後に写真を撮影し、東京大付属植物園(小石川植物園)に送って「鑑定」を依頼する予定です。国内で確認された2例の開花は、いずれも小石川植物園でした。