世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの起源を調べるために中国に派遣した調査団の報告書を公表し、動物から中間宿主を通じて人に感染したとの仮説が最も有力と発表しています。
一方、武漢の研究所からウイルスが流出したと疑う説は「極めて可能性が低い」とほぼ否定しています。中国外務省はこれを称賛した。共同声明は、調査の透明性などに問題があるとして中国をけん制する狙いがあるようです。
日本や米国など14カ国は31日未明、世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスの起源解明のため中国で行った調査に対し「懸念を表明する」との共同声明を出しています。「調査の実施が大幅に遅れ、完全なオリジナルのデータや検体へのアクセスが欠如していた」と指摘しています。
共同声明には日米のほか、オーストラリア、カナダ、チェコ、デンマーク、エストニア、イスラエル、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、韓国、スロベニア、英国の12カ国が名を連ねています。
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