米疾病対策センター(CDC)の<ワレンスキー>所長は7日の記者会見で、英国で確認されていた新型コロナウイルス「変異株」(VOC-202012/01=B117)が現時点で「最も広く米国内で流行していると推定される」と明らかにしています。その上で、「変異株」対策として感染者の特定と隔離が重要になるという見解を示しています。
「変異株:B117」は英国で昨年初めて確認され、米国でも50カ所以上で感染者を出しています。米国ではそれ以外に、南アフリカで見つかった「変異株」(501Y.V2)の感染者も36カ所で確認されています。
(CDC)の最新集計に基づく7日間の平均によりますと、米国内の1日当たりの新規感染者は2.3%、新規入院患者は2.7%それぞれ前週から増えています。今年1月以降は減少していた新規感染が、再び増加に転じる兆しが見られています。
<ワレンスキー>所長は会見で「30代、40代の比較的若い層で、重症化し病院へ搬送されるケースが増えている」と警鐘を鳴らしています。
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