世界経済成長率上方修正@経済協力開発機構(OECD)
May
31
先進国を中心に新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、経済活動が再開しつつあることを評価しています。一方、日本はコロナ規制の継続やワクチン接種の遅れにより、前回の(2.7%)から(2.6%)に下方修正されています。
日本について、政府による緊急事態宣言は「自治体による飲食店への時短営業要請を可能にしたが、これらの対策は新たな変異株の感染拡大防止には不十分だった」と指摘。ワクチン接種についても「2月中旬にようやく開始したが、他のOECD諸国に後れを取っている」と説明しています。
中国は、輸出が増加傾向にあり、金融政策の緩和が続いているとして、2021年の成長率予想を(8.5%)と、前回の(7.8%)から上方修正されています。
新型コロナウイルスによる死者数が累計で30万人を超えているインドは(9.9%)と、(12.6%)から下方修正。米国は(6.9%)と、(6.5%)から引き上げられています。