日経平均株価(6月3日)@終値2万9058円11銭
Jun
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トヨタなどの景気敏感株や半導体関連株に買いが入り、その後の日経平均は堅調に推移した。上げ幅は一時200円を超えています。
半導体関連は政府が月内にまとめる成長戦略の原案で半導体産業の国内誘致を進める方針を示したことが買い材料とされました。前日の米株式市場が小幅に上昇で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も支えとなりました。
心理的な節目となる2万9000円近辺では利益確定売りが出やすいとの見方がありましたが、トヨタは連日で上場来高値を更新(終値:9790円)しています。もっとも、節目となる1万円の大台到達を目前(9946円)に午前の中ごろから伸び悩んでいます。
きょうの日本時間夜には米国で5月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートが発表されます。市場では「内容次第では米連邦準備理事会(FRB)の資産購入縮小の議論に影響が出るため、積極的に売買しにくい」との見方があり、午後は積極的な売買が手控えられ推移して引けています。