『北北西に進路を取れ』<アルフレッド・ヒッチコック>@NHK BSプレミアム
Jun
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偶然の積み重なりから、謎の組織に追われるハメになる平凡な広告マンの受難を描きます。脚本は『麗しのサブリナ』の<アーネスト・リーマン>。主人公「ロジャー・ソーンヒル」を『めぐり逢い』などの代表作を持つ<ケイリー・グラント>が演じています。共演には<エヴァ・マリー・セイント>、<ジェームズ・メイソン>、<マーティン・ランドー>らが名を連ねています。
ニューヨークのとあるホテル。広告代理業を営む平凡な男「ロジャー」は、ホテルの給仕が呼び出した「キャプラン」という男に偶然間違えられてしまい、そのまま2人の男に拉致されてしまいます。連れ込まれたのは、海に近い見知らぬ邸宅です。「タウンゼント」と名乗る主人と対面した「ロジャー」は、ある仕事に協力するよう脅されますが拒否します。「タウンゼント」一味は「ロジャー」を強制的に泥酔させ、車ごと海に突き落とそうと企みます。すんでのところで逃げおおせた「ロジャー」でしたが、今度は飲酒運転により警察に捕まってしまいます。
翌日の裁判にて、「タウンゼント」夫人と名乗る女性による証言が功を奏し罰金刑のみとなった「ロジャー」は、国連総会に出席しているという「タウンゼント」を訪ねるも、そこにいたのは昨日とは別の男でした。