インド由来の新型コロナウイルスの「変異株(デルタ株)」が猛威を振るうロシアの首都モスクワで27日、過去24時間の死者が114人に上り、パンデミック(世界的大流行)が始まって以来最多となっています。
ロシアはいち早く国産ワクチンの「スプートニクV」を開発・承認しましたが、国民の不信感が強く、接種率は2割と低水準にとどまっています。
ソビャニン市長は26日の国営テレビで「われわれは『武漢株』に打ち勝っていた」と指摘。「変異株(デルタ株)」を克服すべく、ワクチン接種を推し進める考えを強調しています。
第2の都市サンクトペテルブルクでは、26日に107人と過去最悪の死者が確認された一方、7月2日にサッカー欧州選手権の準々決勝が行われます。今月21日には1次リーグのベルギー戦のため隣国フィンランドのサポーターが来訪し、多数の感染者が出たようです。
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