『ゴルゴ13』(『ビッグコミック』連載)などの作品で知られる漫画家<さいとう・たかを>さんが、すい臓がんのため9月24日に亡くなられています。84歳でした。なお、<さいとう・たかを>さんの生前の遺志により、『ゴルゴ13』は今後も、さいとう・プロダクションや脚本スタッフなどが協力し連載を継続することも発表されています。
ビッグコミック編集部(小学館)は、「氏には創刊の年から53年続く看板連載作品『ゴルゴ13』のご執筆のほか言葉に尽くせにお力添えを賜りました。生前のご功績に心から賛嘆と感謝を申し上げ、謹んで氏のご冥福をお祈りいたします」と悼んでいます。無敵のスナイパーが活躍する『ゴルゴ13』は、半世紀以上にわたりファンを楽しませ、今年7月には、ギネス記録となる201巻が発売されています。
さらに<さいとう・たかを>さんの遺志をついで『ゴルゴ13』の連載を、さいとう・プロダクションが作画を手がけ、加えて脚本スタッフとビッグコミック編集部とで力を合わせ継続することも発表されています。
<さいとう・たかを>さんは、1936年11月3日生まれ。和歌山県出身。家業の理髪店を継ぎながら漫画を描き始め、1955年、『空気男爵』で漫画家デビュー。1968年「ビッグコミック」創刊号にて『探し屋はげ鷹登場!!』を連載。同年、同誌にて『ゴルゴ13』の連載を開始し、同作で第21回小学館漫画賞、日本漫画家協会賞「大賞」、第50回小学館漫画賞審査委員特別賞を受賞。
主な作品としては、『鬼平犯科帳』シリーズは20年以上、『仕掛人藤枝梅安』シリーズも10年以上連載が続きました。他の作品に『サバイバル』 ・ 『無用ノ介』 ・ 『影狩り』などがあります。2003年に紫綬褒章、2010年に旭日小綬章を受賞。2018年11月には、『ゴルゴ13』連載50年(『ビッグコミック』12月10日号)、2020年には画業65年を迎えていました。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account