日経平均株価(11月8日)@終値2万9507円05銭
Nov
7
朝方は前週末の米株市場の最高値などを受けた買いが先行しましたが、心理的な節目の3万円を前に戻り待ちや利益確定の売りが優勢となりました。
後場の日経平均株価は、手掛かり材料に欠ける状況のなかで、結果によっては指数だけでなく、投資家心理にも大きな影響を与える可能性がある中国不動産大手の「中国恒大集団」によるドル建て社債の利払い見送りが伝わったのも重荷でした。週明けの米株市場の動向を見極めたいとのムードも根強く、冴えない展開が続いています。
一方、下値は限られました。国内で一部の入国制限の緩和が始まったほか、米国ではファイザーが開発を進める新型コロナの経口治療薬「パクスロビド(Paxlovid)」で高い有効性が確認され、経済正常化への期待が強まるなか、アフターコロナの期待として空運株や鉄道株への買いが活発でした。