実質国内総生産(GDP)確定値前期比率換算(季節調整済み)(米商務省)
22日、米商務省が発表した2021年7~9月期の実質国内総生産(GDP)確定値は、季節調整済み年率換算で前期比(2.3%増)と、改定値(2.1%増)から上方修正されています。
新型コロナウイルスワクチンの普及が寄与し、5四半期連続のプラス成長となりました。
ただ、伸び率は4~6月期の(6・7%)から減速しています。半導体不足などの供給面の制約が悪影響を与えたのに加え、「変異株(デルタ)」による新型コロナウイルスの感染再拡大が外食や旅行などの消費に冷や水を浴びせ、8月終盤に、米メキシコ湾の石油関連施設などに被害をもたらした大型ハリケーン「アイダ」も圧迫要因となっています。
(GDP)の約7割を占める個人消費は、(2.0%増)(改定値1.7%増)に引き上げられました。設備投資も(1.7%増)(1.5%増)、住宅投資が(7.7%減)(8.3%減)とそれぞれ上方修正されています。
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