ダウ平均株価(2月9日)@終値3万5768ドル06セント
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インフレや金融引き締めへの警戒はくすぶっているものの、最近の金利上昇である程度織り込んだと判断した買いが入りました。発表が一巡しつつある米主要企業の決算が、前週末時点のまとめでは、米主要500社で決算発表(主に10~12月期)を終えた企業のうち、(76%)の企業で1株利益が市場予想を上回り買いを支えています。
9日の米債券市場で米長期金利は(1.9%)台前半と、前日に付けた2019年1月以来の高水準(1.97%)から低下しました。長期金利上昇が売り材料になっていたハイテク株が買われ、ソフトウエアのマイクロソフトやスマートフォンのアップル、顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムが値を上げています。
消費関連株にも幅広く買いが入っています。クレジットカードのビザやスポーツ用品のナイキ、娯楽・映画のウォルト・ディズニーが高く、米国の新型コロナウイルスの感染者数の減少傾向が明らかになり、経済活動が正常化に向かうとの見方も消費関連株の買いにつながっているようです。