16日、国際司法裁判所(ICJ)はオランダ・ハーグの法廷でロシアのウクライナ侵攻をめぐる審理を開き、ロシアを提訴したウクライナ側の求めに応じロシアに侵攻を即時停止させる仮保全措置を命じています。
ウクライナは2月26日、ロシアがウクライナ東部でのジェノサイド(大量虐殺)発生を侵攻理由に挙げていることを「でっち上げの主張だ」として提訴。逆にロシアがウクライナ人を虐殺していると訴え、侵攻を停止させる仮保全措置命令を下すよう(ICJ)に要請していました。
仮保全措置命令には法的拘束力があります。ただ、ロシア側の反発は必至で、同国が軍事作戦を停止する可能性は低いとみられています。
(ICJ)の<ドナヒュー>所長は「(ウクライナで)人命が失われ、人々が苦しみ続けていることを深く懸念している」と表明。ロシアの武力行使は「国際法に関する非常に深刻な問題をもたらしている」と指摘しています。
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