ダウ平均株価(4月11日)
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長期金利の指標である10年債利回りは11日未明に一時、前週末比(0.08%)高く(2.78%)と、2019年1月以来の水準に上昇しました。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制を目的に金融引き締めのペースを加速させるとの見方が強まり、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株を中心に売りが優勢となっています。
新型コロナウイルスの感染拡大で中国・上海市では都市封鎖(ロックダウン)が続くなど、中国の景気減速懸念が強まり、原油需要が弱まるとの見方から原油先物相場が(5%)あまりの下落で、石油関連株が値を下げています。
一方、製薬のメルクやアムジェンなど業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株の買いが目立ちます。
終値は3営業日ぶりに反落し、前週末比413ドル04セント(1.2%)安の3万4308ドル08セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前週末比299.040ポイント(2.2%)安の1万3411.956で終え、約1カ月ぶりの安値となっています。