ファルコン昆虫記(916)【シブイロカヤキリ】
Jun
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バッタ目キリギリス科の昆虫で、和名はその名の通り渋色をした「カヤキリ」を意味しています。
体長(翅端まで)50㎜程度。 頭部は円錐形。口器は大きく発達し、顔面から大顎は黒色を帯び非常に目立ちます。 「クビキリギス」を寸詰まりにし、脚を短くした感じの体型で、褐色の地に黒点を散りばめます。 背面及び腹面は若干色が濃いようです。オスの前胸背面は後端に行くほど広がり、発音器も大きい。 メスの前胸背面はほぼ真っ直ぐです。
「カヤキリ」同様、バッタ目としては後ろ足は体の割に小さく、殆ど飛び跳ねません。「 カヤキリ」より小柄で、且つ身軽な為多少の飛翔能力を備えています。メスの 産卵管は腹部よりやや短く、羽の間に埋もれています。
「カヤキリ」よりも気性が荒く、頻繁に威嚇行動をとります。また手で持たなくても威嚇中は良く噛みついてくるので、注意が必要です。