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- ダウ平均株価(6月8日)@終値3万2910ドル90セント
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。
欧州の金融大手クレディ・スイス・グループがウクライナ戦争や主要国の金融引き締めを背景に企業の資金調達が低調になり2022年4~6月期に赤字転落するとの見通しを同日発表しています。企業収益悪化の懸念を強め、金融株全般や幅広い銘柄に売りが先行しています。
米長期金利が前日終値の(2.97%)から再び(3%)台に上昇しているのも株式相場の重荷になっています。金利が上昇すると相対的な割高感から株式が売られやすくなります。
もっとも、ダウ平均は下げ渋る場面もあり、ハイテク株が多いナスダック総合株価指数は小幅に3日続伸しています。市場は10日に発表されます5月の米消費者物価指数(CPI)に関心が高まっています。インフレのピークアウトを示せば一時的に株買いが盛り返す可能性もあり、前週に下げが目立った主力ハイテク株を中心に押し目買いも入っています。
終値は3営業日ぶりに反落し、前日比269ドル24セント(0.81%)安の3万2910ドル90セントで取引を終えています。
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