『わが母の記』@NHK-BSプレミアム
Jun
13
昭和39年。小説家の「伊上洪作」(役所広司)は実母の「八重」(樹木希林)の手で育てられなかったこともあって、長男ではありますが母と距離をおいていました。しかし、父が亡くなったのを機に、「伊上洪作」は母と向き合うことになります。「八重」もまた消えゆく記憶の中で、息子への愛を確かめようとしていました。
『敦煌』・『天平の甍』などで知られる小説家<井上靖>が、68歳の時に出版した自身の家族とのきずなを基に著した自伝的小説『わが母の記』(1975年・講談社)を、『クライマーズ・ハイ』(2009年)などの<原田眞人>監督が映画化しています。
老いた母親との断絶を埋めようとする小説家の姿を映し、母の強い愛を描いています。小説家の娘に<宮崎あおい>が扮しています。