ダウ平均株価(6月30日)@終値3万0775ドル43セント
Jun
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朝方発表の5月の米個人消費支出(PCE)物価指数がインフレの高止まりを示しました。米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを継続し、景気の減速懸念が強まるとの見方が広がり、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが先行しています。
(FRB)が物価の指標として重視する(PCE)物価指数は、総合指数が前年同月比(6.3%)上昇と伸び率は4月から横ばいでした。物価のトレンドをみる上で注目される前月比では(0.6%)上昇と、前月(0.2%上昇)から伸びています。変動の激しいエネルギーと食品を除くコア指数は前年同月比(4.7%)上昇と高い水準でした。
欧州株式相場が総じて下落し、暗号資産(仮想通貨)のビットコインが下落しており、同じリスク資産である株式が嫌気されている面もあるようです。
終値は反落し、前日比253ドル88セント(0.82%)安の3万0775ドル43セントで取引を終えています。上半期(1月3日~6月)のダウ平均は(15.3%安)と大幅に下落しました。上半期の下落率としては1962年以来、60年ぶりの大きさとなっています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落し、前日比149.157ポイント安の1万1028.736で終えています。上半期は(29.5%安)となり、上半期の下落率としては過去最大となっています。