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- 今年の読書(42)『嵐を呼ぶ女』吉崎道代( キネマ旬報社)
映画ファンとしては気になる、76歳の映画プロデューサー<吉崎道代>の自伝『嵐を呼ぶ女 アカデミー賞を獲った日本人女性映画プロデューサー、愛と闘いの記録』です。
<吉崎道代>は、大分の映画館が1つもない土地からローマの映画学校へ渡り、子育てしながら多くの映画を手がけてきました。書籍には<クリント・イーストウッド>、<レオナルド・ディカプリオ>、<ロバート・デニーロ>、<アラン・ドロン>、<アンソニー・ホプキンス>、<エマ・トンプソン>、<カズオ・イシグロ>、<大島渚>、<フェデリコ・フェリーニ>など・俳優や映画監督たちとの思い出や、関わった映画にまつわるエピソード、世界を目指す若き世代へのメッセージが収められています。
著者は「ディストリビューターとして買い付けた映画作品、そしてプロデューサーとして製作した映画の秘話に愛とセックス、結婚、子育てといった私生活も含めた私の映画人生を語っていきたい」と綴っています。
映画字幕翻訳の第一人者の<戸田奈津子>(86)は「日本を飛び出し、映画の道で成功したいと願っている若い人たちの必読の書です」と応援コメントを寄せています。
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