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- ダウ平均株価(7月22日)@終値3万1899ドル29セント
22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続伸で始まりました。四半期決算を発表した一部銘柄の上昇がダウ平均を押し上げています。米長期金利の低下を受け、景気敏感株やハイテク株の一角にも買いが先行しました。
朝方に発表した2022年4~6月期決算で1株利益などが市場予想を上回ったクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが大幅に上昇し、連れ高でビザも値を上げています。
米長期金利は朝方に一時、前日比(0.09%)低い・債券価格は高い・(2.78%)と2週間ぶりの水準まで低下しています。金利が上昇すると割高感が意識されやすいハイテク株の買いにつながっています。
半面、米S&pグローバルが22日発表した7月の購買担当者景気指数(PMI、速報値)で米国の総合指数は4カ月連続で低下し、好不況の分かれ目になる50を割り込んでいます。ユーロ圏の7月の同指数も3カ月連続で低下し、50を割り込んでいます。インフレの高止まりが消費などを抑え、欧米の景気後退入りが近づいているとの懸念が強まりました。航空機のボーイングや建機のキャタピラー、化学のダウなど景気敏感株が下落し、ダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超え「3万1731ドル47セント」の安値を付ける場面も出ています。
終値は4営業日ぶりに反落し、前日比137ドル61セント(0.4%)安の3万1899ドル29セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前日比225.497ポイント(1.9%)安の1万1834.112で終えています。
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