ダウ平均株価(1月4日)@終値3万3269ドル77セント
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昨年12月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を午後に控えて様子見ムードが強いなか、米長期金利の低下を受け、足元で売られていたハイテク株の一角に押し目買いが入りました。
米長期金利は前日終値(3.74%)から下げています。長期金利の上昇時に売られやすい高PER(株価収益率)のハイテク株などの買い直しを誘いました。人員削減策を発表した顧客情報管理のセールスフォースが大幅高となり、スマートフォンのアップルも反発しています。クレジットカードのビザやアメリカン・エキスプレスなど消費関連株の一角も上げています。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが景気を冷やすとの警戒感は依然強く、上値は重く。米利上げペースを見極める上で、4日午後に発表されました(FOMC)議事要旨で、、参加者が「一段の利上げが必要になる」などと発言したと伝わっています。金融引き締めに積極的な「タカ派」的な内容との受け止めから、ダウ平均が下げに転じる場面がありました。6日発表予定の12月の米雇用統計の内容が気になるところです。
ダウ平均株価は、前営業日比133ドル40セント(0.4%)上げ、3万3269ドル77セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダックは、71.777ポイント(0.7%)高く1万0458.762で終えています。
S&p500種は、28.83ポイント高く3852.97 で終えています。