右から左に走る断層を挟んで、元は一直線になっていた土地の境界線(中央矢印)が
最大9.1メートル左にずれたことを示す地震後の航空写真(産業技術総合研究所提供)
マグニチュード(M)7.8~7.5でしたトルコ・シリア大地震では活断層によって地表が最大約9.1メートルずれたことが、産業技術総合研究所(茨城県)による25日までの地震後に撮影した航空写真の分析を行い判明しています。
日本の観測史上最大の内陸地震としては、1891年(明治24年)10月28日に岐阜県などを襲った濃尾地震(Ⅿ8.0)の約8メートルが最大です。内陸の地震で水平方向のずれとしては世界最大級だろうとしています。
(Ⅿ7.8)は2月6日未明、北東部から地中海に伸びる東アナトリア断層で起きています。9時間後、この断層から分岐する別の活断層で(Ⅿ7.5)が発生しています。
トルコの政府機関が公開した航空写真から道路のずれなどを分析したところ、(Ⅿ7.5)の震源真上周辺で9.1メートルのずれを確認しました。作業は完了していないため、もっと大きなずれが見つかる可能性もあります。
(Ⅿ7.8)の東アナトリア断層付近では、震源真上の北東約50キロで7.7メートルのずれも見つかっています。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account