ダウ平均株価(3月14日)@終値3万2155ドル40セント
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10日のシリコンバレーバンク(SVB)に続き、12日にはニューヨークが地盤のシグネチャー・バンクの相次ぐ銀行破綻を受けて前日にかけて急落した銀行株が買い直されています。朝方発表された2月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想の範囲内となり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに慎重になるとの見方も市場心理を支えているようです。
銀行破綻を受け、米金融当局は前週末に預金の全額保護や資金供給などの救済策を発表しています。信用不安が広がらなければ金融株の一角は割安、との見方から買いが入っているようです。
14日、米労働省発表の2月の(CPI)はエネルギー・食品を除くコア指数が前月比(0.5%上昇)と市場予想(0.4%上昇)を小幅に上回りましたが、前年同月比では(5.5%上昇)と予想と一致、インフレが目立って加速していなかったことも市場の安心感につながっています。
終値は6営業日ぶりに反発し、前日比336ドル26セント高の3万2155ドル40セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比239.306ポイント(2.14%)高の1万1428.149でした。S&P500種は、前日比64.80ポイント (1.68%)高の3,920.56でした。