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- ダウ平均株価(5月11日)@終値3万3309ドル51セント
11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続落して始まりました。朝方発表の4月の米卸売物価指数(PPI)を受け、インフレ圧力が根強いことが改めて確認され、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが景気を冷やすとの見方が広がっています。米地銀の経営を巡る不安が再燃し、相場全体の重荷となりました。
4月の(PPI)は前月比(0.2%上昇)と市場予想(0.3%上昇)をわずかに下回りました。一方、エネルギーと食品を除くコア指数は市場予想と同じ(0.2%上昇)と3月(0.1%下落)から上昇に転じています。前日に発表されました4月の消費者物価指数(CPI)と同様に、米国の物価上昇が落ち着くには時間がかかることを示す数値でした。(FRB)が金融引き締めの手を緩めないため、景気が一段と冷え込むとの懸念が高まりました。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、米地銀の「パックウェスト・バンコープ」が大幅に下落しています。前週に預金が1割弱減ったことを明らかにし、経営不安出ています。地銀を中心に金融株に売りが波及し、ダウ平均の構成銘柄では、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが大幅安。前日に決算を発表し、動画配信の契約者数が市場予想を下回り、売りが膨らみ、ダウ平均の下げ幅は一時400ドルを超え「3万3127ドル70セント」の安値を付けています。
終値4日日続落し、前日比221ドル82セント(0.7%)安の3万3309ドル51セントで終えています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比22.065ポイント(0.2%)高の1万2328.507でした。 S&P500種は、前日比7.02ポイント (0.17%)安の4130.62でした。
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