ニューヨーク為替市場はドル売りが強まっており、ドル円は「141円台」に下落しています。一時「141.55円」付近まで下落する場面も出ています。この日発表になった米雇用統計を受けて売りが強まっています。
景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数(NFP)は前月から18万7000人増加しました。伸びは前月の18万5000人(改定)からほぼ横ばいで、市場予想(20万人)は下回りました。雇用情勢は依然として堅調なものの、一時の勢いは失われています。失業率は(3.5%)と、前月から0.1ポイント改善しました。
予想を下回ったことで、雇用ひっ迫への懸念は後退。しかし、失業率は前回から低下し、平均時給も前年比で(4.4%)と予想を上回り、高い水準が続いていることから、市場が期待している米連邦準備理事会(FRB)の利上げサイクル終了を正当化するまでの内容ではありません。短期金融市場でも見方に大きな変化は出ていません。
今回、今週発表の雇用指標が強かったことから、米雇用統計も強い内容になるのではとの警戒感も高まっていただけに、その意味では安心感も広がっているようです。
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