ドル・円は、「1ドル=144円台」に下落しています。ここ数日、146円台に何度か乗せるものの、いずれも跳ね返されており、25日(金)のジャクソンホールでの<パウエルFRB議長>の講演を前に、ロング勢からの見切り売りが出ているようです。
きっかけは欧米の企業の購買担当者指数(PMI)で、いずれも弱い内容となり、欧州債と伴に米国債利回りも大きく低下していることがドル・円を圧迫しています。(PMI)は企業の先行きに対するセンチメントを計る指標ですが、製造業は引き続き弱さを示す一方、底堅さを堅持していたサービス業も弱さが示されたことが、ネガティブ・サプライズとなっているようだ。
欧米の中銀は特にサービス業の強さに注目していますが、本日の(PMI)は、市場のタカ派な期待に一定の抑制をかけたようです。
25日(金)には<パウエルFRB議長>のほかに、<ラガルドECB総裁>もジャクソンホールで講演を予定しており、どのようなメッセージが出るのか注目されています。
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