『海鳴りがきこえる』@<岩崎孝正>監督
Oct
22
子育てに追われる元写真家の「理子奈」は東北の被災地出身で、震災で家族が離散した過去がありました。理想的な家族をつくることに執着する彼女は、夫「知久」と衝突することも多く、ある日、父親のように慕って師事していた写真家「浩志」が、情勢が緊迫しているベラルーシへ取材に行くとの連絡が入ります。父親を失うような気持ちでいる時に夫の浮気を知った彼女は、苦悩する中で自分が本当にするべきことは何かと考え、東北の被災地へと車を走らせます。
『アルプススタンドのはしの方』・『まなみ100%』の<中村守里>が主人公「理子奈」、『大和(カリフォルニア)』の<内村遥>が夫「知久」を演じています。監督は、福島県相馬市出身で震災をきっかけに故郷の映像を撮りはじめ、2015年にドキュメンタリー映画『自然と兆候 4つの詩から』を手がけた<岩崎孝正>が務めています。