ダウ平均株価(12月6日)@終値3万6054ドル43セント
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6日発表の11月のADP全米雇用リポートは非農業部門の雇用者数が前月比10万3000人増と、市場予想(12万8000人増)を下回りました。同日発表の7~9月期の労働生産性(改定値)では企業の賃金負担を示す単位労働コストが前期比年率で(1.2%)低下と速報値(0.8%低下)から下振れています。賃金インフレが和らいでいるとの見方につながりました。
複数の経済指標を受け、米長期金利は6日朝に一時(4.13%)と約3カ月ぶりの低水準となり、株式の相対的な割高感が後退したのも相場を押し上げました。
もっとも、米株相場は上値の重さも意識されています。ダウ平均株価は(12月1日)に付けました年初来高値「3万6245ドル50セント」を上回る場面があり、利益確定売りが出やすくなり、8日発表の11月の米雇用統計を見極めようと様子見も出ています。
終値は反落し、前日比70ドル13セント(0.19%)安の3万6054ドル43セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日末比83.20ポイント(0.58%)安の1万4146.71でした。
S&P500種は、前日比17.84ポイント (0.39%)安の4549.34でした。