「1ドル=142円93銭」
Jan
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3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比1円35銭円安・ドル高の「1ドル=143円25~35銭で取引を終えています。一時は「1ドル=143円73銭」と、3週間ぶりの円安・ドル高水準を付けています。米長期金利が上昇した場面で、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いに動いています。
米債券市場では持ち高調整や利益確定の売りもあって、長期金利が一時は(4%台)に上昇。日米金利差の拡大から、円売り・ドル買いが進んでいます。
前週にドルは主要通貨に対して売られていた後で、持ち高調整のドル買い・円売りも続いています。
1日に「令和6年能登半島地震」が発生して以降、日銀が(今月の金融政策決定会合で)政策変更に踏み切るとの確信を持ちにくいのも円相場の重荷となっているようです。
3日午後には米連邦準備理事会(FRB)が12月に開催しました米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公開し、参加者は政策金利が今回の引き締め局面での「ピークに達したか、近い」とみていたことが判明。半面、継続的なインフレの鈍化が確認できるまで「引き締め的な金融政策を維持することが適切」との見解も示しています。
円の高値は、「1ドル=142円82銭でした。円の安値は、「1ドル=143円73銭」でした。