第96回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した映画『20 Days in Mariupol』が、邦題『マリウポリの20日間』として、2024年4月26日に全国で公開されますが、予告編が、解禁されています。
2022年2月24日、ロシアがウクライナ東部のマウリポリに侵攻を開始。本作は、AP通信の取材班が戦火にさらされ孤立していく人々の惨状を命懸けで撮影し、決死の脱出の末に世界へと発信した記録映像をもとに製作されました。
監督を務めたジャーナリストの<ムスティスラフ・チェルノフ>は、アカデミー賞の授賞式で「おそらく私はこの壇上で、この映画が作られなければよかった、などと言う最初の監督になるだろう。このオスカー像を、ロシアがウクライナを攻撃しない、私たちの街を占領しない姿と交換できれば、と願っています」と発言しています。
公開中の映像には、ロシア軍の印である〈Z〉が刻まれた戦車が街中を走る様子や、爆撃投下を知らせるサイレンにおびえながら地下に避難する市民の姿などが映し出されています。<ムスティスラフ・チェルノフ>の「この光景を必死に忘れようとしても、けっして忘れることはできない」という言葉も収められています。