『Shirley シャーリイ』@<ジョセフィン・デッカー>監督
Apr
19
『くじ』・『ずっとお城で暮らしてる』で知られるゴシック作家<シャーリイ・ジャクスン>(1916年12月14日~1965年8月8日)を描いた伝記小説に現代的な解釈を加えた映画『Shirley シャーリイ』の公開日が、2024年7月5日に公開されます。
本作はとある若い夫婦が、スランプに陥っていた「シャーリイ」と風変わりな家で共同生活を送るさまを描く心理サスペンスです。当初は他人が家に上がり込むことを毛嫌いしていた「シャーリイ」でしたが、ひどい扱いを受けても懲りずに自分の世話を焼く女性「ローズ」を通じて、次第に執筆のインスピレーションを得るようになります。
一方、「ローズ」は「シャーリイ」の魔女的なカリスマ性に魅入られ、いつしか2人の間には奇妙な絆が芽生えていきます。
原作は<スーザン・スカーフ・メレル>が、架空の若い夫妻が小説家「シャーリイ」とその夫とともに1964年の米バーモント州のベニントンで1年を過ごすさまを描いた同名小説です。映画は「シャーリイ」の小説や、配偶者で文芸評論家でもあった夫「スタンリー」との数百通の手紙も参考にしながら制作されました。作家自身のキャラクターを描きながら、まるで「シャーリイ」の小説世界に迷い込んだかのような幻惑的な物語に仕上がっているようです。
『透明人間』・テレビドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(2017年)でゴールデン・グローブ賞主演女優賞、エミー賞主演女優賞を受賞した<エリザベス・モス>が「シャーリイ」を演じ、監督は<ジョセフィン・デッカー>が務めています。