22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米主要株価指数が最高値圏にあるなか、持ち高調整や利益確定の売りが出ています。半面、米経済の先行きへの楽観的な見方は株式相場の支えとなっています。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、エヌビディアが小幅高で始まった後に下落に転じています。通常取引終了後には2024年2〜4月期決算が発表されます。投資家心理に与える影響が大きいだけに、持ち高を一方向に傾ける動きは限られています。
米債券市場では長期金利が前日終値(4.41%)を小幅に上回って推移しました。
22日午後には、米連邦準備理事会(FRB)が4月30日〜5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公表され、政策金利をより長期に高水準で維持することが望ましいとの認識で当局者が一致しています。またインフレ率を当局の目標に下げる上で金融政策が十分に景気抑制的かどうかを巡り、「多く」が疑問を抱いていました。
ダウ平均株価は、前日比201ドル95セント(0.17%)安の3万9671ドル04セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比31.08ポイント(0.18%)安の1万6801.54でした。
S&P500種株価指数は、前日比14.40ポイント (0.27%)安の5307.01でした。